オーストラリアのカフェでバリスタとして働きたい!
日本のカフェ経験はあるけれど、オーストラリアでの作り方は分からない!
バリスタが何を考えながら作っているか知りたい!
という方に最適な記事と思います。

今回はフラットホワイト・ラテ・カプチーノと、エクストラホットのオーダーが入った際に気をつけることについてだよ
Flat White(略FW)
[容器]Small/カップ [内容物]エスプレッソ1ショット+フォーム少なめスチームミルク
[容器]Large/マグ [内容物]エスプレッソ2ショット+フォーム少なめスチームミルク
[ざっくり手順]エスプレッソを落とす→ミルクをピッチャーに注ぎスチームする→ミルクをエスプレッソへ注ぐ
オージーが大好きなフラットホワイト。めちゃくちゃオーダー入ります。
ラテとの違いはフォーム(フロス)の少なさ。ミルクをスチームする際にいつもより早めにノズルを沈めます。
ラテやカプチーノと違ってフォームが少ない分、口を付けた時の泡のモタッと感が少ないです。
ミルク系のドリンク全てに言えることですが、ミルクのスチームをする際は60度〜65度になるようにスチームします。この温度より低いとぬるいですし、高いとミルクの甘みが飛び泡が粗くなり、ラテアートもやり辛くなります。最初は専用の温度計をさして練習すると良いと思います。

たまに65度くらいで出して「ぬるい」という人もいるけどね
その後ビビって熱めに入れちゃうよね。へへへ

慣れてきても定期的にミルクの温度チェックはしたほうが良いかもね
また、フラットホワイトと、ラテやカプチーノなどのオーダーが同時に入った際に、2杯分同時にミルクをスチームし、ミルクを別のピッチャーBに移した場合、最初にスチームしたミルクピッチャーAはフォーム少なめ、ピッチャーBはフォーム多めとなります。
ピッチャーAをフラットホワイト用、ピッチャーBをカプチーノ/ラテ用にしています。
フラットホワイト(ラテ/カプチーノ)を2つ作る際は2杯ともフォームが均等になるように分けます。
ミルクピッチャーに氷4つ程を浮かべて、均等に分けれるように練習してみると感覚が掴めると思います。
皆ソイミルクやスキムミルクなどミルク指定してくるので2杯同時にスチーム出来る事は少ないですが、、5人全員違うミルクのオーダーとか普通にあります。ピッチャーは手が空いたら速攻洗うが原則です。
1杯用にミルクスチームしてフォームが多くなってしまったなっていう時は勢いをつけてフォームを少し捨てて調整します。

君
ミルクの捨てすぎ注意。
ミルク足りなくてスチームし直さないといけなくなった時、まじで変な声出るぞ。
Latte (略LT)
[容器]Small/ ラテグラス [内容物]エスプレッソ1ショット+フォーム普通めスチームミルク
[容器]Large/マグ [内容物]エスプレッソ2ショット+フォーム普通めスチームミルク
[ざっくり手順]エスプレッソを落とす→ミルクをピッチャーに注ぎスチームする→ミルクをエスプレッソへ注ぐ
みんな大好きラテ。YouTubeでミルクのスチームやラテアートの動画が鬼ほど上がっているのでそちらを観て頂くのが早いかと思います。イメトレ大事。
ラテアートに関して少し言うとすれば
・液面をある程度上げた後は液面とミルクピッチャーの注ぎ口を出来る限り近づける事。
・注ぎ始めてから途中でミルクピッチャーをなるべく縦にしないこと。ずっと傾けたままで注いでいくイメージ。
などを意識するとミルクが浮かびやすいと思います。
ソイミルクの時はスチームした後にほんの少し置いとくとラテアートしやすいです。
オーストラリアではラテのスモールサイズはラテグラスで出す所が多く、グラスは横から見るとフォームの量が丸わかりになるので作る側は緊張感あります。笑
フォームの量は2・3センチくらいの少なすぎず多すぎずがベストだと思います。

グラスだとエクストラホット淹れる時普通に熱いからどうにかしてほしい(突然の苦言)
Cappuccino (略Cap)
[容器]Small/カップ [内容物]エスプレッソ1ショット+フォーム多めスチームミルク+ココアパウダー
[容器]Large/マグ [内容物]エスプレッソ2ショット+フォーム多めスチームミルク+ココアパウダー
[ざっくり手順]エスプレッソを落とす→ミルクをピッチャーに注ぎスチームする→ココアパウダーを振る→ミルクをエスプレッソへ注ぐ→ココアパウダーを振る
フォームを気持ち多めに作って少しカップやマグからモコっとしてるのが可愛いカプチーノ。
液体が少なく、フォームが多いのでフラットホワイトやラテよりもコーヒー感が強いはずですがココアパウダーとふわふわの泡でマイルドに感じます。
ダインインのお客様用にカップやマグに作る際は、ミルクを注ぐ前と後にココアパウダーを振ります。ココアパウダーを飲み口の所に斜めにかけても可愛いし、全体にかけても大丈夫と思います。
テイクアウェイの際は仕上げにココアパウダー振るだけです。時間短縮。

オージーの年配の女性ってカプチーノ大好きなイメージあるよ。
なんでだろう〜

年配の方はエクストラホットで頼む人も多いイメージあるな。
エクストラホット(略Exhot)
特に年配の方など、エクストラホットで!と頼まれる方が多くいらっしゃいます。
いつもよりミルクを熱くスチームします。75度〜80度くらいがエクストラホットとなります。
ダインインの場合はまず、カップをお湯で温めます。テイクアウェイの場合はスリーブを付けるまたはカップを二重にします。
そして冷めないように、出来るだけエクストラホットのミルクを最後にスチームするようにしています。

たまに Extremely hot とか Boiling hot とオーダーする人もいるよ。その時はもう、あっつあつにしよう。

ソイミルク・エクストラホットのフラットホワイトとかラテアートが難しすぎる問題発生するよ
。
スチームが長くなる分フォームも多くなってしまうので、1杯分でも大きめのミルクピッチャーを使って余分なフォームを捨てたりして調整します。

たまに Extra Hot と Extra Shot 空目しちゃう時ない?え、ない?そっか、、、
まとめ
今回は1日で1番作る機会の多い3つを紹介しました。
ラテアートも大事ですが、とにかくエスプレッソとミルクの温度は気をつけていきたいなと常々思っています。
エスプレッソについては以下の記事をどうぞ!